金沢散歩~小径に導かれて~
2026/06/1921世紀美術館に向かって
鈴木大拙館と松風閣庭園(旧本多家庭園)で静かな時間を過ごしたあと、少しずつ21世紀美術館に向かいます。
この辺りには、
いくつもの「小径(こみち)」があります
観光地のような華やかさはないけれど、歩いていると少しずつ景色が変わり、まるで緑の中を縫うように道が続いていきます。
「緑の小径」

さらに進むと、木々に囲まれた階段のところまで来ると
滝のような大きな水の音が聞こえてきます。
「美術の小径」

都会の人工的な噴水とは違い、自然と一体になった水の流れ。
石の間を勢いよく流れ落ちる水を見ていると、時間の流れまでゆっくりになったような気がしました。
見上げれば、木々が空を覆うように枝を広げています。
以前ハワイの山の中で出会った「むせぶような緑」。
その記憶がふとよみがえりました。
ハワイの緑は太陽の力をいっぱいに受けた生命力。
一方で金沢の緑は、湿度や苔、水とともに育まれた静かな生命力。
表情は違うのに、どちらも緑に包み込まれるような感覚があります。
「歴史の小径」
そんな名前がつけられた道を歩いていると、観光地というより、地元の方が大切に守り続けてきた風景の中を歩かせてもらっているような気持ちになります。

見えるのは細い小径と周りの木々、そして空
人も少なく、聞こえるのは鳥の声と風の音だけ。
こういう場所は、目的地がなくても歩けてしまう。
むしろ目的地がない方が楽しいのかもしれません。
石垣まで続くつづら折りの道
少し汗ばんできたころ、目に飛び込んできたのは石垣。
つづら折りの上り坂をゆっくり歩きます。

少しずつ方向を変えながら続く道。
遠回りのようでいて、その先にはまた違う景色が待っている。
大きさも形も違う石が積み重なっているのに、不思議と安定して見える。

近づいて見ると、一つひとつの石に個性があり、それぞれが居場所を与えられているようでした。

作品づくりも同じかもしれません。
同じ花を並べるだけではなく、少しずつ表情の違う大小のパーツが集まって全体の調和を生み出していく。
思い描いた通りに進むことは少ないけれど、寄り道や回り道の中で思いがけない発見に出会ったりします。

そんなことを考えながら石垣を眺めていました。
気づけばかなりの距離を歩いていました。
股関節のことを考えると無理は禁物ですが、それでも足を止めたくないと思わせる景色が続いていました。
華やかな観光名所も素敵ですが、今回の金沢で心に残ったのは、こうした名もない緑の風景だったような気がします。

Aloha✿Mahalo
幸せを呼ぶリボンの花.:*❀*:.プアリピネ.:*❀

